40代夫婦・子なし、リタイア前の海外移住。ポルトガルを選んだ理由と、D7ビザ取得までのリアル– 東京の生活に違和感を抱き始めた40代夫婦が、穏やかな暮らしを求めて選んだのはポルトガル。D7ビザ取得までの決断と準備の記録 –

40代のポルトガル移住
目次

会社中心の人生から、夫婦で「自分たちらしい暮らし」へ

「このまま東京で定年まで働くのかと思うと、なんだか気持ちが沈む」

都内に暮らす47歳の会社員・Mさんと、専業主婦の奥さま。結婚して20年以上、仕事に打ち込み、子どもはいない分、夫婦ふたりで休日に旅行を楽しんできました。

そんなおふたりが、ふと「暮らしそのものを見直してみたい」と考えるようになったのは、コロナ禍での在宅勤務を経験してから。

「週末に行っていた“旅行”のような日常を、いっそ毎日送ることはできないか」

そんな想いで、海外移住ナビの無料相談にお申し込みいただきました。

相談内容と不安:「移住したい」よりも「窮屈から抜け出したい」

ご相談者プロフィール

  • 年齢:夫 47歳(フルリモート可能なIT企業勤務)/妻 45歳(専業主婦)
  • 年収:約1,000万円(日本での生活費は月25〜30万円)
  • 居住地:東京23区(分譲マンション)
  • 海外経験:ヨーロッパ旅行歴あり、英語は日常会話レベル

初回相談時に伺ったこと

  • とにかく「東京の生活が窮屈」と感じている
  • 定年後でなく「元気なうちに海外暮らしを始めたい」
  • 移住といっても“完全永住”ではなく、数年単位で考えたい
  • 気候がよくて、治安がよくて、のんびりできる場所がいい
  • 医療・ビザ・物価の現実を知りたい

候補国を比較し、「ポルトガル」に絞るまで

移住先として最初に挙がったのは、タイ・マルタ・ポルトガルの3カ国でした。
それぞれに魅力がある一方で、ご夫婦の希望条件や不安点を整理しながら、最適な選択肢を探っていきました。

国名メリットデメリット
タイ生活費が安く、日本人コミュニティも豊富ビザ制度が不安定で、長期滞在に制約が多い
マルタ英語が通じやすく、移住者も一定数いる医療体制や通信環境にやや不安がある
ポルトガル治安がよく、気候も温暖。ビザ制度も明確ポルトガル語が必要になる/訪問経験がない不安も

特に奥さまの方に、「いつかヨーロッパで暮らしてみたい」という想いが強くあったのが印象的でした。
そうした背景もふまえ、最終的にはマルタとポルトガルの2カ国に絞り込むことに。どちらにも現実的な可能性がある中で、「それぞれの国でどんなビザが取得可能か」「生活コストや住環境にどのくらい差があるか」など、追加の調査をご依頼いただきました。

その結果、ポルトガルのD7ビザが、現在のご夫婦の収入やライフスタイルにもっとも適していることがわかりました。
特に収入条件と滞在条件のハードルが比較的低く、“リタイア前の穏やかな暮らし”を実現しやすいビザである点が、大きな決め手となりました。

D7ビザの条件が「まさに自分たちに合っていた」

ポルトガルのD7ビザは、リモートワーカーや年金受給者など、定期的な安定収入があれば取得可能なビザです。

Mさん夫婦のD7ビザ適合状況(相談時点)

要件Mさん夫婦の状況判定
月収:最低820€(+家族分)約3,000€/月(換算)クリア
1年分の住居契約現地サポートで契約予定準備可能
医療保険への加入海外保険にてカバー予定準備可能
滞在中の生活資金証明預金約1,000万円保有クリア

さらに、奥様が働いていなくても扶養家族として同伴可能で、申請ハードルが非常に現実的である点も大きな決め手になりました。

海外移住ナビで行った具体的サポート内容

  1. LINE相談+オンライン面談で希望条件をヒアリング
  2. 物価・医療・家賃のエリア別比較資料を提供
  3. D7ビザの必要書類と申請ステップの説明
  4. 保険・口座・住居の事前手配オプションを案内
  5. アルガルヴェ地方の不動産エージェントと連携
  6. プレミアム会員向けに「現地下見ツアー」も案内

実際の移住準備と費用目安

Mさんご夫婦はポルトガル南部・アルガルヴェ地方を第一候補に、現地の不動産エージェントを通じて家具付き賃貸を契約。D7ビザ申請もスムーズに進み、初回渡航時のコストは以下のようになりました。

初期費用の一例(夫婦2人分)

項目金額(EUR)内容
D7ビザ関連費約400€書類翻訳、公証含む
航空券約1,200€往復+預け荷物含む
医療保険約700€/年申請時必須
家賃(1LDK)約850€/月家具付き、海近く
月間生活費約1,600€食費・光熱・外食等

実際に移住して感じた「想像以上の心地よさ」

「朝、鳥の声で目が覚める。PCひとつで仕事をして、昼は妻と散歩。市場で買った野菜で晩ごはん。東京の3分の1のスピード感で、生きている感じがします」

Mさんが語ってくれたこの一言が、すべてを物語っていました。

  • 現地では英語が通じやすく、医療も安心
  • 食事が美味しく、健康的に痩せた
  • 週末はビーチや小旅行で“旅行のような暮らし”を実現

同じような悩みを持つ方へ伝えたいこと

「40代で動くのは、決して早すぎません」

「子どもがいない分、自由に動ける。思い切って一歩を踏み出してよかった」
そう語るMさん夫婦の言葉は、同じように人生の再構築を考える多くの方への励みになるはずです。

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