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ポルトガルが移住先として人気の理由
ポルトガルは、温暖な気候と穏やかな国民性、ヨーロッパの中でもリーズナブルな生活費で注目される人気の移住先です。
リスボンやポルトなどの都市部では国際的なスタートアップが集まり、仕事の機会が増加。地方ではのんびりとした暮らしが可能で、全体的に生活費が抑えられるのが魅力です。また、医療制度や治安の面でも評価が高く、ビザ制度も外国人に開かれています。
基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
首都 | リスボン |
通貨 | ユーロ (€) |
人口 | 約1,030万人 |
公用語 | ポルトガル語 |
主要都市(人口) | リスボン(約50万人)、ポルト(約23万人)、コインブラ(約10万人) |
代表的な大学 | リスボン大学、ポルト大学、コインブラ大学 |
生活の質評価 | 7.2/10(Expat Insider調査) |
治安指数 | 約30/100(比較的安全) |
ポルトガルには世界遺産が17か所あり、ヨーロッパ有数の観光大国でもあります。
ビザ・移住手続き
ポルトガルは、EU/EEA市民であれば自由に居住・就労できますが、それ以外の国籍の方にはビザ申請が必要です。非EU国籍の方でも、多様なビザ制度が用意されています。
主なビザの種類
- デジタルノマドビザ(D8ビザ)
- ゴールデンビザ(投資型・2023年末で不動産投資では取得不可)
- D7ビザ(受動所得型・年金や賃貸収入がある方向け)
- 就労ビザ(企業雇用ベース)
- 起業家ビザ(スタートアップビザ)
- 学生ビザ(長期留学やポルトガル語学習など)
詳しくはポルトガル大使館やSEF(外国人庁)の公式情報を確認しましょう。
仕事・給与水準
ポルトガルは生活の質が高い一方で、平均給与はEU内では低め。ただし、リモートワークやスタートアップ分野の発展により、外国人にもチャンスが広がっています。
求人が多い分野
- IT・テクノロジー系
- カスタマーサポート(多言語対応)
- 観光・ホスピタリティ業
- ヘルスケア(医師・看護師)
一般的な労働条件(2024年時点)
項目 | 内容 |
---|---|
所定労働時間 | 週40時間 |
最低賃金 | 約€820/月(2024年) |
年間有給休暇 | 22営業日 |
祝日 | 13日(全国)+地域祝日 |
福利厚生 | 社会保障、育児休暇、医療給付など |
平均給与の目安
職種 | 年収(目安) |
---|---|
カスタマーサポート | €14,000〜€18,000 |
ソフトウェアエンジニア | €25,000〜€45,000 |
データアナリスト | €28,000〜€40,000 |
プロジェクトマネージャー | €35,000〜€55,000 |
リスボンやポルトでは外資系企業が集中しており、英語スピーカーにも需要があります。
住居
住居タイプと特徴
- アパートメント(Apartamento):都市部に多く、集合住宅タイプ
- ヴィラ(Moradia):郊外や地方都市に多い一戸建て
- シェアハウス:若年層や短期滞在者に人気
家賃相場(都市別)
都市 | 1LDK相場(中心部) | 3LDK相場(郊外) |
---|---|---|
リスボン | €1,100〜€1,500 | €800〜€1,200 |
ポルト | €900〜€1,300 | €700〜€1,000 |
コインブラ | €600〜€900 | €500〜€750 |
物件探しに役立つサイト
- Idealista
- Imovirtual
- OLX.pt
- Facebook Marketplace・グループ
契約時にはNIF(税番号)が必要になります。賃貸契約書はスペイン語と同様に、詳細をよく確認しましょう。
税制・銀行口座・海外送金
主な税制度
税種 | 内容 |
---|---|
所得税(IRS) | 累進課税(14.5%~48%) |
社会保障税 | 雇用主23.75%、従業員11%負担 |
消費税(IVA) | 標準23%、軽減13%・6%あり |
不動産取得税(IMT) | 購入価格に応じて段階的に課税 |
固定資産税(IMI) | 所有する不動産に対して課税 |
非居住者税(NHR) | 一定期間、外国収入が非課税となる特例制度(2024年廃止予定) |
銀行口座開設
- 必要書類:パスポート、NIF、住所証明など
- 人気の銀行:Millennium BCP、Caixa Geral de Depósitos、Novo Banco、Revolutなど
海外送金手段
- Wise(旧TransferWise)
- Revolut
- 銀行間送金(手数料が高め)
医療制度と保険
ポルトガルの医療制度
ポルトガルには公的医療制度(SNS:Serviço Nacional de Saúde)があり、長期居住者であれば原則無料または低額で利用可能です。
民間保険と費用の目安
種類 | 費用(月額) |
---|---|
公的医療(SNS) | 基本無料(処方薬や一部診療に費用) |
民間医療保険 | €30〜€80程度(保険会社・年齢により変動) |
ビザ申請時には「補償額30,000ユーロ以上の保険」が求められる場合があります。
現地の生活・生活費
ポルトガルは西欧の中でも生活費が比較的安く、退職後の移住先としても高い人気を誇ります。
月額の生活費目安(1人暮らし)
項目 | 費用(目安) |
---|---|
賃貸(1LDK) | €900〜€1,300(都市部) |
食費 | €250〜€350 |
光熱費・通信費 | €100〜€150 |
交通費 | €40〜€60(定期券) |
合計 | €1,300〜€1,800 |
地方都市では家賃が大幅に安くなり、月€1,000以下でも十分生活可能。
まとめ|ポルトガル移住は「暮らしやすさ」と「制度の柔軟さ」が魅力
- 気候・治安・生活費のバランスがよく、長期滞在に向いている
- ビザの選択肢が多く、特にD7・D8ビザが人気
- IT・カスタマーサポート職は外国人にも門戸が開かれている
- 医療制度や教育制度も比較的充実しており、家族移住にも対応しやすい